【20代におすすめの転職サイト&エージェント】詳しくはここをタップ

適応障害かも?と感じたら|工場勤務の労災手続きと休職・退職の判断基準

当ページには広告が含まれてます

工場勤務で夜勤がつらい、仕事に行こうとすると体が動かない、そんな症状に悩んでいませんか。

それは適応障害かもしれません。

適応障害は、交代勤務や単調作業、人間関係など工場特有のストレスが原因で発症します。

この記事では、適応障害の症状チェック方法、労災認定の基準と手続き、傷病手当金などの公的支援制度について詳しく解説します。

さらに、休職・退職の判断基準、治療方法、復職のポイント、転職を成功させる職場の見極め方まで、あなたが今知りたい情報を網羅しました。

ぼくは現在、抑うつ状態と診断されてますが、抑うつ状態と適応障害って何が違うの?と気になり、いろいろ調べてまとめたので参考にしてください。

目次


工場勤務で適応障害になってしまう主な原因とストレス要因

工場勤務では、夜勤、人間関係、ノルマなど複数のストレスが重なりやすく、適応障害のリスクが高まります。

ここでは、適応障害を引き起こす主な5つの原因について、具体的に解説していきます。

交代勤務・夜勤による生活リズムの乱れ

交代勤務や夜勤は、体内時計を大きく乱す要因となります。

昼夜が逆転する生活では、睡眠の質が低下し、慢性的な疲労が蓄積していきます。

さらに、家族や友人との時間が取れず、社会的な孤立感を感じやすくなる可能性も…。

ぼく自身も工場の交代勤務で働いていたとき、夜勤前になると憂鬱すぎて、玄関で立ち止まってしまい、それでも仕事に行った経験があります。

単調作業の繰り返しによる精神的負担

工場のライン作業では、同じ動作を何時間も繰り返す単調な業務が中心です。

この単調さは、集中力の維持を困難にし、やりがいや達成感を感じにくくさせます。

また、「この仕事に意味はあるのか」という疑問が生まれ、モチベーションが低下するんですよね。

結果として、精神的な空虚感や無気力感が蓄積し、適応障害につながる可能性があります。

工場特有の人間関係のストレス

工場では、限られた空間で長時間同じメンバーと働くため、人間関係の問題が発生しやすい環境です。

上司からの厳しい指導、先輩との相性の悪さ、チーム内での孤立などが起こりやすくなります。

休憩時間も同じ空間で過ごすことが多く、精神的に休まる時間が取れません。

こうした閉鎖的な人間関係がストレスとなり、適応障害の原因となるので普段から気をつけましょう。

騒音や温度などの過酷な労働環境

工場内は、機械の騒音が絶え間なく響き、夏は高温、冬は低温という過酷な環境であることが多いです。

一部の工場勤務は、耳栓をしても聞こえる大きな音に長時間曝露されることで、精神的な疲労を引き起こします。

また、極端な温度環境は体力を消耗させ、集中力の低下や体調不良になることも…。

物理的ストレスが蓄積すると、心身のバランスを崩しやすくなるにで注意が必要です。

ノルマや生産性へのプレッシャー

工場では、時間あたりの生産数や不良品率など、明確な数値目標が設定されています。

ノルマを達成できないと、上司から叱責を受けたり、周囲の目が気になったりしますよね。

「もっと早く、正確に」というプレッシャーが常にかかり、ミスを恐れる緊張状態が続きます。

この継続的なプレッシャーは、精神的な負担となり、適応障害を引き起こす要因となりえるでしょう。

適応障害の症状をセルフチェックする方法

適応障害には、心と体の両面にさまざまな症状が現れます。

ここでは、自分で確認できる症状のチェックポイントと、うつ病との違いについて解説します。

身体的な症状

適応障害では、心の不調が体の症状として現れることが多くあります。

代表的なものは、

・頭痛
・めまい
・動悸
・胃痛
・下痢
・食欲不振

などです。

また、

・夜眠れない
・朝起きられない
・疲れが取れない

といった睡眠障害も頻繁に見られます。

これらの症状は、病院で検査をしても異常が見つからないことが特徴です。

心理的ストレスが体に影響を与えていると、自律神経を乱す原因にもなります。

精神的な症状

気分の落ち込み、不安感、イライラ感が、適応障害の代表的な精神症状です。

仕事のことを考えると憂鬱になる、些細なことで怒りっぽくなる、漠然とした不安に襲われるといった状態が続きます。

集中力や判断力の低下も見られ、簡単な作業でもミスが増えていきます。

さらに、「自分には無理」という自己否定的な考えが強くなることもあります。

行動面の変化

適応障害になると、普段の行動パターンに明らかな変化が現れます。

遅刻や欠勤が増える、身だしなみに気を使わなくなる、趣味や娯楽への興味を失うなどです。

また、アルコールの量が増える、ギャンブルにのめり込むといった依存行動が見られることもあります。

周囲との会話を避ける、引きこもりがちになるなど、対人関係からの回避行動も特徴的です。

うつ病との違い

適応障害とうつ病は症状が似ていますが、明確な違いがあります。

適応障害は特定のストレス要因から離れると症状が改善しますが、うつ病はストレスから離れても症状が続きます。

また、適応障害はストレス要因が解消されたあと、6か月以内に症状が改善していくことが多いことに対し、うつ病は長期化する傾向があります。

ぼくは実際に、何日も憂鬱な気分が晴れなかったので、最終的に心療内科を受診することにしました。

今もまだ引きずってるけど、症状は安定してるほうかなと思う。

工場勤務の適応障害は労災認定されるのか

工場勤務で適応障害になった場合、条件を満たせば労災認定される可能性があります。

ここでは、労災認定の基準、認定事例、必要な証拠について詳しく解説します。

労災認定の基準と要件

労災認定されるには、業務が原因で適応障害を発症したことを証明する必要があります。

具体的には、発症前おおむね6ヶ月間に強い心理的負荷を受ける出来事があったかが判断基準です。

長時間労働、過度なノルマ、上司や同僚からのハラスメントなどが該当します。

また、業務以外の原因ではないことも重要な要件で、医師の診断書と業務との因果関係を示す証拠があれば、認定される可能性が高まります。

出典:厚生労働省『精神障害の労災認定について』

認定される具体的な事例

工場勤務で労災認定された事例には、いくつかのパターンがあります。

月80時間を超える残業が3ヶ月以上続いたケース、上司から「使えない」「辞めろ」などの暴言を繰り返し受けたケースなどです。

また、重大な労災事故を目撃した、機械の誤作動で死亡事故を起こしかけたといった強いショック体験も認定されています。

交代勤務による極度の睡眠不足で体調を崩したケースも、条件次第で認定される可能性があります。

認定が難しいケース

労災認定のハードルが高いケースも存在し、業務上のストレスが「通常の範囲内」と判断される場合、認定は困難です。

例えば、適度な業務指導や一般的な注意を受けた程度では認められません。

また、プライベートでの問題が主な原因と判断されるケースも同様です。

さらに、証拠が不足している、発症時期と業務上の出来事の因果関係が不明確な場合も、認定されにくくなります。

必要な証拠の集め方

労災申請には、業務と適応障害の因果関係を示す証拠が必要です。

タイムカードや勤怠記録で長時間労働を証明し、業務日報でノルマや業務内容の過酷さを記録しましょう。

パワハラがあった場合は、メールやメモ、録音データが有効で、同僚の証言も重要な証拠となります。

また、心療内科の診断書には、初診日と症状の詳細を明記してもらうことが大切です。

パワハラが原因の場合

パワハラが原因の場合は、業務起因性が認められやすいケースもあります。

上司からの暴言、人格否定、無視や仲間外れ、過大または過小な要求などが該当します。

証拠として、発言内容と日時を記録したメモ、メールやLINEの履歴、可能であれば音声や動画の記録を残しましょう。

同僚に証人になってもらえればさらに有力で、パワハラの事実が認められれば、労災認定の可能性が高まるケースもあります。

適応障害で休職・退職を判断する基準

適応障害の症状が出たとき、休職するか退職するかの判断は非常に重要です。

ここでは、それぞれを選択すべきタイミングと、診断書の取得方法について解説します。

休職を検討すべきタイミング

仕事に行こうとすると体が動かない、涙が止まらないという状態は、休職を考えるべきサインです。

また、睡眠障害が続いて日常生活に支障が出ている、ミスが増えて業務に支障をきたしているときも同様です。

休職することで、ストレス源から離れて心身を回復させられます。

実際の休職の判断は、必ず主治医と相談したうえで決めましょう。

退職を選ぶべき状況

職場環境そのものに問題があり、改善の見込みがない場合は退職を検討すべきです。

パワハラが横行している、長時間労働が常態化しているなど、構造的な問題があるときです。

また、休職しても職場のことを考えると不安や恐怖で動けない状態なら、環境を変える必要があります。

さらに、復職後も同じ症状が繰り返される場合は、その職場があなたに合っていない可能性が高いです。健康を最優先に考えましょう。

診断書の取得方法

診断書は、心療内科や精神科を受診して取得します。

初診時に、いつから症状が出ているか、どのような状況で発症したかを詳しく伝えましょう。

仕事でのストレス要因を具体的に説明することが重要で、診断書には、病名、症状、必要な休養期間などが記載されます。

休職や労災申請に使う場合は、その旨を医師に伝えてください。

診断書の発行には数千円の費用がかかりますが、会社への提出や公的手続きに必要不可欠な書類です。

適応障害と診断された後に行う治療方法

適応障害の治療は、ストレス源から離れることが基本となります。

その上で、心理療法や薬物療法を組み合わせて症状の改善を目指していきます。

ストレス要因から距離を取る

適応障害の治療で最も重要なのは、原因となるストレスから離れることです。

工場勤務が原因なら、休職や配置転換、勤務形態の変更を検討しましょう。

休職中は仕事のことを考えず、心身をゆっくり休ませることが大切で、好きなことをする、散歩などの軽い運動をするなど、リラックスできる時間を持ちましょう。

ストレス源から離れることで、多くの場合症状は徐々に改善していきます。

認知行動療法などの心理療法

認知行動療法は、物事の捉え方や考え方を変えていく治療法です。

「失敗したら終わりだ」といった極端な考え方を、「失敗は誰にでもある」と現実的に捉え直していきます。

カウンセリングを通じて、ストレスへの対処方法を学んでいきます。

専門家と一緒に自分の思考パターンを見直すことで、同じ状況でもストレスを感じにくくなります。

薬物療法の活用

不安症状がでたら、我慢せず薬に頼ってみてもいいのではないでしょうか。

抗不安薬は不安感を和らげ、睡眠薬は不眠症状を改善します。

また、抗うつ薬は気分の落ち込みに効果的ですが、適応障害の治療では補助的な位置づけとなります。

薬はあくまで症状を和らげるものであり、根本的な解決にはならないので、医師の指示通りに服用し、自己判断で増減や中止をしないことが重要です。

傷病手当金と労災給付はどちらを選ぶべきか

適応障害で休職する際、傷病手当金と労災給付のどちらを選ぶかは重要な判断です。

それぞれの条件や金額、選択のポイントについて詳しく解説します。

傷病手当金の申請条件と受給額

傷病手当金は、健康保険に加入している人が病気やケガで働けない場合に受け取れる給付金です。

連続して3日以上休み、4日目から支給され、受給額は、標準報酬月額の約3分の2です。

例えば月給30万円なら、1日あたり約6,700円が支給されます。

最長1年6ヶ月間受け取れますが、業務との因果関係を問わないため申請のハードルは低いです。

会社を通じて健康保険組合に申請する、といった流れになります。

出典:全国健康保険協会(協会けんぽ)「傷病手当金」

労災給付の種類と金額

労災給付は、業務が原因で病気になった場合に受け取れる補償で、休業補償給付は、給付基礎日額(平均賃金)の80%が支給されます。

月給30万円なら1日あたり約8,000円です。

傷病手当金より受給額が多く、原則として支給期間の上限は設けられていません。さらに、治療費も全額補償されます。

ただし、業務との因果関係を証明する必要があり、認定のハードルは高めです。労働基準監督署に申請します。

出典:厚生労働省「休業(補償)等給付の計算方法」

どちらを選ぶべきか判断するポイント

業務が明確な原因なら、受給額が多く治療費も全額補償される労災給付を選ぶべきです。

ただし証拠不足や因果関係の証明が難しい場合は、確実性の高い傷病手当金が適しているでしょう。

労災申請には時間がかかるため、当面の生活費確保には傷病手当金を先に申請する方法もあります。

後から労災認定されれば切り替えも可能なので、状況に応じて選択してください。

手続きの流れ

傷病手当金と労災給付の申請手続きは、それぞれ異なるプロセスが必要です。

傷病手当金は医師の診断書と会社記入の申請書を健康保険組合に提出し、1〜2ヶ月で支給されます。

労災給付は労働基準監督署で相談し、診断書や勤務記録などを揃えて申請しますが、審査に3〜6ヶ月かかることもあるでしょう。

不明点は労働基準監督署や社会保険労務士に相談してください。

適応障害になった工場勤務者が利用できる公的支援制度

適応障害で休職や退職をする際、経済的な不安を軽減できる公的支援制度があります。

失業保険は、特定理由離職者として認められた場合、給付制限がかからないことがあり、条件によっては給付日数が最大330日になるケースもあります。

出典:厚生労働省「よくあるご質問(雇用保険について)」、ハローワーク「基本手当の所定給付日数」

なお、適応障害のみの場合は、精神障害者保健福祉手帳の対象とならないケースが多いため、自治体の窓口で確認することをおすすめします。

また、自立支援医療制度(申請すると)では通院費と薬代が1割負担となり、負担も軽減されます。

出典:厚生労働省「自立支援医療制度の概要」

適応障害の方に向いている仕事の特徴

適応障害を経験した方が長く働き続けるには、自分に合った職場環境を選ぶことが重要です。

ここでは、ストレスを感じにくい仕事の特徴を4つ紹介します。

自分のペースで働ける環境

自分のペースで仕事を進められる環境は、適応障害の方に適していますね。

業種や経験によっては、在宅勤務や業務委託など、比較的柔軟な働き方を選べる場合もあります。

また、ノルマが厳しくない職場を選ぶことも大切で、自分のペースで働けると心に余裕が生まれ、ストレスを感じにくくなります。

面接時に業務の進め方を確認しましょう。

フレックス制度がある職場

フレックスタイム制度がある職場は、ストレス管理がしやすくなります。

体調が優れない日は、時間配分を取りながら働けます。

また、始業時間を自分で決められれば、朝の混雑を避けられます。

IT企業やWebデザイン会社などに多い働き方ですね。

福利厚生が充実している企業

福利厚生が充実している企業は、従業員の健康に配慮していることが多いです。

有給休暇の取得率が高い、メンタルヘルス相談窓口がある、産業医が常駐しているなどの条件を確認しましょう。

健康診断やストレスチェックを定期的に実施している企業も安心ですね。

従業員を大切にする企業文化があれば、長く働き続けられる可能性が高まります。

ストレスの少ない業務内容

可能であれば、人間関係のストレスが少ない業務を選ぶことが重要です。

清掃業務、倉庫作業、ドラッグストアの品出しなど、一人で黙々と作業できる仕事が適しています。

ストレス要因が少ない環境で働くことで、症状の再発リスクを下げられます。

自分が何にストレスを感じるかを明確にして選びましょう。

復職する際に必ず押さえておくべきポイント

適応障害から回復して復職する際は、焦らず段階的に進めることが大切です。

ここでは、スムーズな職場復帰と再発防止のためのポイントを解説します。

段階的な職場復帰の進め方

復職は、いきなりフルタイムで働くのではなく、段階的に進めることが重要です。

最初の1〜2週間は短時間勤務から始め、体調を見ながら徐々に勤務時間を延ばしていきます。

例えば、週3日の半日勤務からスタートし、週4日、週5日と増やす方法です。

最初は負担の軽い業務から担当し、慣れてきたら徐々に通常業務に戻しましょう。

職場に求めるべき配慮事項

職場復帰時の配慮要請は、再発防止のための重要な戦略です。

無理を重ねて再び長期離脱するより、産業医や上司と連携し周囲の力を借りる仕組みを作ることが賢明でしょう。

配慮を求める勇気を持つことで、自身の健康維持と会社への貢献を両立できます。

遠慮せず、必要なサポートを積極的に求めてください。

再発を防ぐためのセルフケア方法

再発防止には、自分を後回しにしない日常のセルフケアが最も重要です。

小さな疲れの積み重ねが再発リスクを高めるため、質の良い睡眠や趣味の時間を確保し、辛い時は誰かに頼る習慣を持ちましょう。

「まだ大丈夫」と無理せず、自分の体と対話しながら労わる生活を心がけてください。

ちなみに、ぼくは現在工場勤務から離れてますが、ものづくりは楽しいので機会があればまたやってみたいなと考えてます。

まとめ|工場勤務で適応障害になったら早めの対処が重要

工場勤務で適応障害になった場合、まずは自分の症状を正しく認識し、早めに医師の診断を受けることが大切です。

労災認定の可能性も含めて、傷病手当金や公的支援制度を活用すれば、経済的な不安を軽減できるはず。

休職や退職の判断は慎重に行い、復職する際は段階的に進めていくのがベストだと思います。

また、転職を選択する場合は、同じ状況を繰り返さないよう職場環境をしっかり見極めることが重要なのではないでしょうか。

適応障害は適切な治療と環境の変化で改善できる病気なので、意識して行動してください。

一人で抱え込まず、専門家や周囲のサポートを受けながら、自分の健康を最優先に考えて行動していきましょう。

もし環境を変えてもう一度工場で働きたい方は、「コウジョブ」で自分に合う職場を探してみるのも一つの方法です。全国の製造業求人を無料で確認できます。

【コウジョブ】全国の工場・製造業のお仕事が簡単に見つかる求人情報サイト

目次